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最新情報をお届けします。

バリヒンドゥー教では主に『サカ歴』という暦を用いています。

ニュピの日はサカ歴の新年にあたり、西暦の新年よりも重要視されています。

ニュピ前日には、バリ島では”Ogoh-Ogoh(オゴオゴ)”という人形が作られ、パレードが行われます。
これらの人形は悪霊や邪悪な力を追い払う役割を果たします。
オゴオゴには各家庭から追い出された悪霊が乗り移ると考えられており、パレードの最後にはこのオゴオゴは悪霊とともに燃やして海に流します。

ニュピ当日は①火の使用②外出③殺生④仕事が禁止

欲望や願いを捨て、静寂の中で家族やコミュニティと悪霊が去るのを瞑想して待ちます。

この4つの制限については、バリヒンドゥー教徒のみだけではなくバリ島に住む外国人、異教徒、そして各国からの観光客含めバリ島に滞在するすべての人が従わなければいけません。

当日は外出はもちろんのこと、飛行機の離発着も緊急以外はすべて中止となります。
ニュピ当日に外出しようものならパトロール中の警察官や自警団に捕まってしまうのでご注意を。

ドキドキのニュピ前日

初めてのイベントの前に、ドキドキしながらスーパーに食料調達へ行きました。

みんなカートいっぱいに買いこんでいる、、、そんなにしっかり備えた方がいいのか、、、?お酒多くない、、、?
レジのお兄さんに「それだけ?ビールは?いいの?明日閉まるよ?」と言われテンパりながらも買い込み終了。

スーパーからの帰り、オゴオゴのパレードの最終準備をしている地元の人を発見。
数ヶ月前からオゴオゴの制作に取り掛かっているので、地元の皆さんからすると「いよいよか!」といった気持ちですかね。
大人も子供も楽しそう、、、いいですねこういう風習、、、

22時、パレードを見に出発!

家を出るとすでにたくさんの人が道を埋めていました。

大通りに出るとちょうどオゴオゴが!
ちびっ子・中〜高校生・大人でそれぞれのオゴオゴがあるみたいですね。

ちびっ子が頑張ってわっしょいしてる姿、愛おしいです。全然持ち上がってないのも、またいいです。
対照的に大人の担ぐオゴオゴは迫力満点で、周りの楽器部隊もバリっぽさたっぷりで圧巻でした。

本来ならビーチでオゴオゴを燃やしてパレード終了なのですが、「今年は風が強いからニュピ明けに燃やすよ〜」とのことでした。

最後に各町内会からオゴオゴが一ヶ所に集められ、会場にいたみんなが写真撮影をしていました。
魚・蛇・餓鬼など、町内会ごとに個性的なオゴオゴを作っていました。

明日はいよいよ静寂の日・ニュピです。
不安もありますが年に一回の神聖な一日を楽しもうと思います!

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